洗面・浴室のリフォーム

浴室には、「在来工法」と「ハーフユニットバス」、「ユニットバス」の三種類があります。

在来工法は、タイルや木材などを利用するため、防水性に難があり、定期的なメンテナンスが必要となりますが、お風呂のデザインを自由にすることができ、好みの浴室を作り上げることが可能です。

ユニットバスはお風呂全体を防水加工するため、メンテナンスが非常に楽で、在来工法よりも費用を安く抑えることが可能です。

ハーフユニットバスはその中間で、床や浴槽、一部壁などに防水性の高いユニットバス部分を使い、他の天井などは在来工法で自由なデザインの浴室とすることが可能です。

浴槽には、大きく分けて「洋式」と「和式」の2種類があります。

洋式は、広いスペースを必要とし、底が少し浅くなっているという特徴があります。

和式は、腰を下ろした状態で入れるように底が深くなっており、洋式ほどスペースを必要としないものとなります。

浴室のカビや汚れ、臭いを抑えるためには、換気を考えることが重要となります。

換気が弱く、湿気がたまってしまう場所には、カビだけではなく、水垢やほこりが水分を吸収し、こびりついてしまいます。そのため、浴室をリフォームする際には、窓を設置したり、防水性の高いユニットバスにしたり、または浴室換気暖房乾燥機などを設置することで対応が可能になります。

「浴槽に貯めたお湯が、すぐに冷めてしまうからリフォームしたい」という依頼が多いです。従来なら、追い炊き機能のある浴槽へのリフォームが一般的でしたが、現在ではそれに加えて保温浴槽という選択肢もあり、お客様のご要望に合った提案が可能です。

浴室の掃除をしやすくするには、ユニットバスの導入がおすすめです。

最近のユニットバスでは自動的に水と洗剤が噴射する自動洗浄浴槽や、カビの生えやすい、パッキンが無い浴室ドア、髪の毛やゴミが捨てやすい排水口など、お手入れがしやすい工夫がなされています。

浴室を広くするためには、増築することが最良なのですが、多くの費用がかかってしまうため、現在ある洗面などのスペースを狭くし、浴室を広げる等の方法で、浴室を広くすることも可能です。

浴室は高齢者の事故が起こりやすい場所となります。そのため、高齢者がいるご家庭では、バリアフリー対策を行っておくのが賢明です。

例えば、浴槽はまたぎやすい高さのものかつ、底が浅めのものを使う。要所に手すりを取り付けたり、床材を滑りにくくする等の対策があります。